http://sankei.jp.msn.com/life/news/120606/imp120606……
▲産経新聞:【寛仁さまご逝去】 「おひげを触らせてください」にも「どうぞ」
太陽の前を金星が横切った六日、三笠宮の寛仁親王殿下が御薨去されました。同日早朝「医師らの問いかけに御反応されず」とはじめて知りましたが、御薨去の報に触れ、深い悲しみの念を禁じえません。
寛仁親王殿下は、京都御所の壁ほど皇族と臣民の近さを改めて私たちに感じさせた殿下でいらっしゃいました。また、寛仁親王妃信子殿下が麻生太郎元首相の実妹であらせられるのも、皆様よくご存知のことと思います。
皇統について御直言することもあれば、学習院に御通学のころ朝鮮学校の生徒たちにたびたび襲われたというような御話もなさいました。
数ある御薨去の報道の中で、上記産経新聞社のものが最も興味深かったためご紹介します。しかしながら、どこもかしこも「三笠宮寛仁さま、ご逝去」と記す不敬をさらしました。
皇族が亡くなられた場合、天皇陛下に「崩御」を用い、ほかすべて皇族は「薨去(こうきょ)」を用います。これ自体にその対象を唯一とする敬語としての役割を含むため、あえて「御薨去」としなくてもよいのですが、せめて「寛仁親王殿下、薨去」くらいは書いてもらいたいものです。
寛仁親王殿下の御冥福を謹んでお祈り申し上げます。
平成二十四年六月七日
真正保守政策研究所代表 遠藤健太郎